医師の診断

  

私には小さいころからの「かかりつけのお医者さん」がいて、カゼをひこうが熱が出ようがケガをしようが骨折しようが、とにかく虫歯以外の困ったことはすべてそのお医者さんに任せて解決してきたという歴史があるのですが、今回の激しい腰痛についても、発症の翌日にそのお医者さんのところに駆けつけました

お医者さんは



と、そう言い放ちました。これまでにそういう経験があったのかとか、下半身かどこかにしびれの経験がなかったのかとか、そういう内容の問診を受けました。

私は「ない」と答えると同時に、「先生、ぼくの腰痛はぎっくり腰なんですか?それともヘルニア?」と、心配になって訊いてみました。すると医師は、



と言いました。

医師の話では、私はヘルニアはもうとっくの昔に発症しており、それが何かの拍子に神経に触れてしまい、激痛が走ったのだろうということでした。

また、そうした「急性の腰痛の総称」を「ぎっくり腰」と呼ぶと教えてくれました。

ヘルニアを発症した原因について、私はまったく心当たりがなかったのですが、医師はちゃんと覚えていました。

そうです、高校時代の野球の試合中に、ホームのクロスプレーで腰を傷めたあのときの衝撃がヘルニアの原因になっているのではないかという見解を示しました。

というより、医師はあのとき「コイツは先々ヘルニアが出るかもしれないな」とすでに思っていたそうです。

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痛みの「ある原因」

医師のそうした助言により、確かに遠い日の「悲劇」を明確に思い出し、同時にあのときも同じ病院に担ぎ込まれたということも思い出していましたが、しかしそこにある疑問も同時に生まれてきたこともまた事実でした。

というのも、当時の衝撃によって「椎間板ヘルニア」を発症していたにもかかわらず、



という疑問です。医師の見解は次のようになります。

人間の筋肉というのは、鍛えることでその性能をキープすることができるが、年齢とともにキープする力が徐々に弱まってしまう傾向にあり、これまでは「椎間板ヘルニア」という「痛みの根源」が存在はしていたものの、これを筋肉でしっかりと支えていたため



のことであり、30歳を過ぎて筋肉が衰えてきたことで、徐々に支える力が弱まったために、「痛み」として顔を出すようになった・・・ということでした。

つまり、「本来であればとっくの昔に痛みを感じているはず」という状況だと言います。

言われてみると、私は大学を卒業した直後入社した会社とはソリが合わず、1年ほどですぐに退社し、その後3年半ばかり、建設現場の非常に厳しい肉体労働を続けた関係で、確かに腹筋や背筋は相当鍛えられていたはずであることに気づきました。

その仕事を辞めてデスクワーク中心の仕事に就いてから間もなく5年が経とうとしていたわけですから、確かに筋肉の衰えは間違いなくあったはずです。

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うまくつきあうこと

もちろん私は「椎間板ヘルニア」という病名については耳にしたことがありましたが、しかしその内容についてはほとんど知識がなく、しかも、まさか自分が「椎間板ヘルニア」を発症するというか、



ことから、いかにも軽く「治療にどのくらいかかりますか?」と訊いてしまったのです。

すると医師は言いました。治療か・・・治療っつっても、痛みに対して治療することはできるんですよ、だけど、椎間板ヘルニアを治療することはできねぇんだよ

もちろん、ヘルニアを完治させるために手術する人はたくさんいるけど、そういう人はほとんどの場合歩けねぇような重傷の場合が多いんだよ。

場所が場所だけに、医者もあんまりヘルニアのオペはしたがらねぇんだ・・・だから、お前の場合もヘルニアとうまく付き合えば進行を食い止めることはできるし、そのためにも、痛みが引いたらもう一度てめぇのコルセットを鍛えるんだな!

医師はそう言いました。「ヘルニアとうまく付き合う」というのは、今までだって10年以上痛みが出ないままやってこられたのだから、これから先ももう一度筋肉を鍛え直して、これからまた痛みが出ないようにすることが可能であるという意味に解釈しました。

そして、「ヘルニアに慣れる」ことが重要であるというふうにも解釈しました。

つまり、私のレベルの椎間板ヘルニアの場合は、「いつも痛い」というわけではないため、どうすると痛みが出るか、その場合、どういう対策を立てればよいかといったことを身体に覚えさせることが重要なのだと、そう解釈したのです。

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