何度か腰を悪くすると、前触れなのか風邪気味で古傷が痛むのか分からない状態が続く事があります。
しばらく様子を見るのですが、そうそうあの様な恐ろしい激痛に見舞われる悲劇など起こらないものです。
ある時は重い物を持ち、ある時は中腰で長い時間作業。そんな事が簡単にこなせる様になると、次の日に多少腰が痛くてもビビらなくなります。
もう、腰が痛いというよりも腰に疲れが来たという認識になる事もありました。あれだけ打ちひしがれたクセに。
まず、これは疲れだと思った頃から腰を労らなくなり、ちょっと痛い程度では休まなくなり、それでも次の日には痛みも取れている。
思えば、最後にあの凄まじい痛みに見舞われてからどのくらい経ったか正確に覚えていられなくなりました。
たまに周りの人間から「腰、大丈夫?」などと聞かれれば「そんな事もあったね」と、痛みに苦悩し、少し体を動かすにも先の痛みに恐れおののきビクビクひょこひょこ行動した日々を笑いながら話すのでした。
そして周りにも少なからず腰を痛めた人がいて、それあるある!とマヌケに過ごしたエピソードを話し、
でも試験勉強のように、散々したのに他人には「やってない」と話す現象なのか?まさかね。だけどその時、やっと自分は周りの人よりも深刻なのではないか?と気がつきました。
軽いヘルニアと言えど、周りの人達はそれほど長く不便な思いをしていなそうなのです。
ぎっくり腰も同じ。痛む日があるという時点で前触れだと肝に命じる事にしました。
それからしばらくカイロプラクティックに月一で通い、痛む日には腰痛ベルトをする、とにかく労わりました。そうして相変わらず痛い日があっても、痛みが増すということはありませんでした。
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ブロック注射。ネーミングがイヤ
またヒドいのがきました。ここまでしたけどダメだったとなれば努力に対しての後悔は無く、ここまでしていたから今回はこれで済んだんだという変な達成感に満ちていました。
前日も痛くて早めに寝たし、その前からちらほらと痛い日があったけれど後悔のないよう、そして後ろめたい事のないように対策は万全でした。
その朝は呼吸も重いほど痛く、とにかく最低限身の回りの事をしてから二度寝。仕事も休みました。
目を覚ましてからコーヒーを淹れてタバコを吸っていたら「ホントにダメだ」と、慌てずタクシーを呼び整形外科へ。
タクシーのおっちゃんはヘルニアは3回かかり、諦めて手術したら嘘みたいに毎日が楽と言っていました。
またプッツンして怒鳴り散らしたくならないように電話で受け付けの人に状態を伝え、待ち時間などを優遇していただけました。
自分はなんて進歩したんだ!少し先生と話してレントゲンを撮りました。今回はまた軽い椎間板ヘルニアで、手術したければするし、様子をみてブロック注射がオススメだと言います。
ブロック注射とは
自分はなんて大事になったのだと。とりあえず痛み止めの点滴をして、薬と湿布、新しく腰痛ベルトももらって一週間、様子を見る事となりました。
とにかく私には、そのブロック注射なる物が恐ろしくて恐ろしくて、万が一にも失敗したら一体どうなるか、患部と言えど骨の間の神経に直接注射なんて打つのは怖て暮らしました。
仮病ならぬ仮改善を使い、免れようとも考えました。そして一週間後、見たところブロック注射をする程でもなさそうだとレントゲンを撮り、やっぱりほんの少しだけど良くなっているという事でブロック注射はお流れ。
ホッとしましたが、この痛みが治ってから本当に勝負と決め、とりあえず今は安静を第一に休んでいます。前触れなど、あってないような物。
腰痛とは一難来た時点で、その後の身の振り方を考えるのが一番と思いました。私は二難去ってから考えましたが、それでも気付けて良かったと思ってます。
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